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大国は新年早々夢を見る
2010.01.06[ニュース]
2010年が幕を開けた。今年はどんな年になるのだろうか。
年明け早々に飛び込んできたのは新興国、世界経済の牽引役を期待される国々からの元気なニュースだった。
インドで自動車ショー開幕 (共同)
インドといえば、昨年末に福岡で開催されたモーターショーにタタグループの「ナノ」が展示されたことが記憶に新しい。余計なものは一切省いた車で、エコカーブームの日本とは一線を画したアプローチだ。20万円という価格帯も不安ながら魅力的であり、不況に苦しむ日本への時宜を得た進出かと思いきや、販売予定はないというから少々残念。
このモーターショー、経営に苦しむ米GMなどの不参加で寂しい限りだったのだが、インド開催ではトヨタも小型車を投入して市場奪還に挑むようだ。インドではスズキが市場シェアの50%を握っており、中国で好調なGMの存在もあって、自動車の主戦場となることは間違いないだろう。
民主主義国家にして最大規模の人口を抱え、教育水準も高い国、インド。
そのトップであるシン首相は社会主義的経済から市場重視型経済へと舵を切り、同国の経済を立て直してきた実力者だ。年末には我が鳩山首相も訪印、今度は原口大臣が訪れるという。
早急にEPAなりFTAを締結し、この国のポテンシャルを取り込むことが重要だ、ということでは政治も経済界も異論はないようだ。
民主主義国家とはいえ、カースト制などは残っているというインド。
この目覚めた大国とどのような協力関係を築いていけるかが、衰退に差しかかろうとしている日本の先行きを明るくも暗くもするものであることは間違いない。
・・・もう1つが中国だ。
「日本が焦り」中国紙が優越感 今年GDP世界2位確実 (フジサンケイビジネスi)
中国も高い成長を見込んでいる。一頃は「世界の工場」などとも言われたものだが、今や消費市場としてもその魅力は大きい。その点ではインドも同じなのだが、この国の政治は共産党独裁、経済は市場主義という悩ましい顔を持っているのは承知の通りだ。
日本がGDP規模を気にしているのかどうかはわからない。以前フランスのサルコジ大統領がGDPに幸福度を加味すべきだと発言して話題になったことがあったが、個人的な思いとしては自由のない国はいくら世界№1の経済発展を遂げたとしても・・・である。
例えば・・・
大雪?メンテ?中国のネット規制一時解除 (米紙)
ネットの規制が解除されたことが憶測を呼び、ニュースになる国。
こんなことを書くと、日の沈む国の負け惜しみとでも言われるのだろうか。
とはいえ、負け惜しみと取られても反論する気持が空回りするほど、日本の先行きに明るさを見出せないのも事実。GDP規模でも自動車でもない、日本には「こんなに夢があるんですよ」と掴んで出せるものが、寅年の今年見出せるだろうか。
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