インタビュー
「ベンチャーで変える。日本経済を変える」早川周作インタビュー【第二弾】
2009.11.02[インタビュー]
「今、ベンチャー企業の将来が危ない!」こう断言するのは、日本リーディング総合法務事務所の代表を務める早川周作氏。
そんな早川氏が目指しているのは「ベンチャーで、日本を変える」こと。それを実現するため、決して歩みを止めることなく日々を邁進している。全力疾走を続ける日々の中で、早川氏のベンチャーに対する想い、そしてこれからのベンチャー企業が歩むべき将来について伺った。
【第二弾】自分のやりたいことを実現するには何が最短距離か
【第一弾】は⇒コチラ
早川 周作(はやかわ しゅうさく)
高校時代に家業の建設会社が倒産し、父は借金取りの厳しい取り立てに蒸発。
そ れまで何不自由なく暮らしていたが、母と二人が残され途方に暮れた。しかし、前向きな上昇志向で立ち直り、大学進学を目指して上京。朝の新聞配達から深夜 の皿洗いまで、アルバイトで生計を立てお金を貯めて大学へ進学。そして、学生時代より法律事務所勤務を経て学生起業家として多くの会社の立ち上げに参加す る。
現在も複数の会社の役員として「会社設立からIPOまで」を合言葉に夢の実現をお手伝いしている。更に大学3年時より大手資格予備校の教壇で法律系資格の指導を通じ、熱いメッセージを贈り続けてきた。現在までの受講生の数は数千人に及ぶ。「ハンディがあっても、何度失敗しても、コネがなくともチャンスが与えられ、若者が夢を持てる社会にしたい」と幅広く活動している。
学びのワンダーランドTERAKOYA:日本を変える男・早川周作ミニセミナー
夢のカタチはひとつじゃない-早川周作オフィシャルブログ
──ベンチャー企業を興す際に、早川さんのように社会経験を経ずに会社を興すケースと、まずは2~3年社会に出てから...というケースがありますが、どちらが良い・悪いといったことはありますか?
一概にどちらが良い・悪いとは言えませんが、社会を経験していない、まったくの無知だからゆえに冒険ができるという強みもありますね。僕なんかは何もかも分からなかったから、朝6時から夜10時までずっとオーナーさんを訪ねて回りました。僕が無知だったからこそ可愛がってくれる方もいらっしゃいましたし、若いから信用できないという方もいらっしゃいました。確かに2~3年程度会社に務めて会社を興したほうがやりやすいことはやりやすいんですけどね。
ただ、いずれにしても言えることは「早ければ早いほど、可能性がある」ということ。たとえば22歳の方であれば5分で習得できることも、30歳を超えるとそれを習得するのに1時間かかることもあります。そういったことを考えていくと若ければ若いほどチャンスが多く出てくるといえるでしょうね。もちろん大きな冒険ではありますが、そういった方が日本全国から出てくることで、またひとつ社会が大きく変わっていくと思うんです。
──自分のやりたいことを実現するには何が最短距離か、ということを考えて、社会を経験したほうが良いかどうかを決めていくということですね。
そうですね・・・ただこの「最短距離」というのが難しいところで、「急がば回れ」「負けるが勝ち」ということもあるんですよ。僕は人生において人の運というのは限られていると思っていて、いいことがあれば悪いこともあると。その逆もまた然りですね。その運気の上昇に即した形で事業が上手くいくケースもあれば、これまで停滞していたのがあるとき突然成長するというケースもあります。だから、最短距離にこだわりすぎると落とし穴にハマってしまい、肝心の運がついてこないこともあるんです。たとえば今、この状況で不動産業や建設業をやるというのはどう考えても時流に即さないですよね?「志・夢・情熱」があるからといって今すぐアクセル全開で突っ走ればいいかというと決してそうでもなくて、「今は人脈を作り、ネットワークを広げていく時期だ」といったように運気や景気の流れ、世の中のニーズを見極めていくことが重要です。
──人脈といえば、早川さんは人脈ゼロの状態から起業されましたよね。
大学3年で不動産会社を興したときに、今では個人情報の保護の観点から行うことはできないのですが、オーナーさんの名簿をいただいて朝6時から夜10時までひたすら訪問していました。もちろんラクではありませんでしたが、ラクして何かをやり遂げようというのは絶対無理だと思っています。ちなみに僕は一度選挙に出ているんですけど、後援会を作るにあたって月3000軒の家々を回りました。一件でも多く足を運び、その中で信用を勝ち取っていく。これが原理原則ですね。
──決してラクして稼ぐことはできないんですね。
僕が若い方々に対していつも申し上げているのが「カッコつけてラクして稼ぐことは絶対無理だ」ということです。面白くない話かもしれませんが、世の中の上に立っているのは当たり前ですけど努力をしている人たちがほとんどで、ラクして稼いでいる人間なんてホントに少数なんです。夜も寝ないで働いて、過酷な労働条件で働いているという方ばかりだと思いますよ。
だから、「ベンチャーはラクして稼げるんじゃないか」という勘違いは絶対に起こしてはいけない。「何があってもやり抜くんだ」という強い思いがなければ人はついてこないですし、人脈を勝ち取ることはできません。良い人には良い人脈があって、良い人脈には必ず良いビジネスチャンスがありますから。
──魅力的であるベンチャーですが、どうしても悪いイメージも付きまとってきてしまいますよね。
これはベンチャーがなぜ日本で育たないかというところにも関係してくるんですけど、手当たり次第にTOBを仕掛けたファンドにしても六本木ヒルズに住まれていて私と同じように選挙に出られた方にしても彼らが行ってきた一連のマネーゲームというのは日本にすべてマイナスの影響を与えたかというとそれは違いますよね。プロ野球が球界再編問題で揺れた時に先ほどの彼と楽天の三木谷さんが新規参入をしようとしたとき、若者は夢を持ちました。ベンチャー起業を立ち上げて六本木ヒルズに入って、プロ野球の球団を持つ。「自分が何もない状態であっても、ひょっとしたらできるかもしれない」という虚像を作ったんです。
しかし、相次いで不祥事を起こしてしまったことでその虚像が一気に崩れてしまい、ベンチャーに対する不信感が生まれてしまいました。僕が思うに、もし虚像を崩さない状態で日本の経済が進んでいったとしたら日本のベンチャーはもっと育っていったでしょうね。とはいえ、メディア操作ともいえる虚像が崩れたからといって若者が夢まで失うのはおかしな話ですけどね。
──ベンチャー支援を行っていく中で、早川さんが「一番楽しい」と感じるのはどんなときですか?
ファイナンスが成功したとき、支援している企業が上場したときなんかは嬉しいですね。実は僕、「夢はかなう」と書かれたライターをいつも持ち歩いているんですよ。時流に乗っているビジネスであってもすべてのファイナンスが上手くいって上場するということはほとんどなくて、常に危機感・絶望感を味わうものです。そこで落ち込んでいる社長仲間に「夢はかなう」ライターを渡すんです。100円ライターですが(笑)でもそれを渡したあとに社長室を訪問すると、そのライターを置いてくれていることが多くて。
僕はあえてそこに突っ込まずに「よく頑張ったね~また儲けさせてくれや~顧問料10倍にしてや~」なんて冗談を言ったりするんですけど(笑)やはり言葉では言い表せない達成感はありますね。
あと、僕は常々顧問先を子供のように可愛がるということを頭に入れています。子供が急成長していく姿を見ていくのは凄く楽しくて、ホントに「キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」って感じですよ(笑)
──子供のように可愛がっている顧問先だからこそ、当然そこに厳しさも入ってくるわけですよね?
場合によってはきついことも言いますよ。本当にやるべきことをやっていない経営者、僕からの宿題ができていない経営者については淘汰されているのも事実です。これはお金の問題ではなく、単純にお付き合いをしていく時間がもったいないんです。宿題をやらない経営者に対しては怒鳴ったりしますし、役員会で大喧嘩をして帰ってくることもあります。僕がシミュレーションしていく中で「勝ちパターン」は必ず見つかりますからそれに合致する行動を即実行しなければ成長のチャンスを失いますし、やらないのであれば労力を費やしながら付き合っていくのはもったいないからご縁が途切れることも正直あります。そのあたりは厳しくジャッジしています。
早川氏インタビュー第三弾は11月16日公開!
【第一弾】日本を変える男の未来ビジョン
【第二弾】自分のやりたいことを実現するには何が最短距離か
【第三弾】「貧乏であっても幸せ」というのはある意味キレイごとだと思うんですよね
【関連サイト】
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