インタビュー
増田忠士インタビュー『ブラインドタッチ練習法の革命!?』10月特集[前編]
『ブラインドタッチ』 今、パソコンを開いてこのページをご覧になっている方なら、
この言葉を一度は聞いたことがあり、実際にそうなりたいとチャレンジしてみたことだろう。
キーボードを見ずに文字を入力し、
驚くべき速さで入力された言葉が画面に表示されていく、アレのことである。
今回、増田氏にうかがったのは、「ブラインドタッチを120分で身につけるには?」という根本的なこと。100万人以上をブラインドタッチに導いてきた練習法開発者が語る、
ブラインドタッチの極意とは、いったい──
2時間でブラインドタッチに!! 増田式『120分ブラインドタッチプログラム』※無料体験版は記事末からどうぞ。
![増田忠士インタビュー『ブラインドタッチ練習法の革命!?』10月特集[前編]](http://di-ve.jp/image/category_description/netbusiness/sp091001_00.jpg)
──いきなりの質問なんですが、増田式以外のタイピング練習ソフトなどではブラインドタッチができるようにはなれないのですか?
そんなことはありませんよ。できる人もいれば、できない人もいる。
私の推定では練習した皆さんの10%程度は、できるようになっていると思います。
どうして、そんなに成功率が低いかというと、特にゲームタイプの練習ソフトって、実は『混乱』を学習させているんですね。真面目な練習ソフトにもいろいろな問題があります。
ですから、元々タイピング適性のある人だとブラインドタッチになれるのですが、普通の方はなかなかなれません。
皆さん、二本指や我流の指づかいでそこそこのスピードで打っていますよね。
問題は、一生懸命練習してもできないと、練習方法ではなく練習した自分に原因があると思ってしまうことです。練習方法がうまく考えられていれば、『幼児の二足歩行』と同じで、ほとんどの方はブラインドタッチになれます。だから、あきらめないことですね。
──増田さんは、10分間で何文字ぐらいタイピングできるのですか?
長時間入力して平均を計算すると、1時間で6000字ですね。
10分間で1000字ぐらいです。頼まれてライターの仕事をすることもありますが、
取材した音源を起こすのはお手のものです。ニュースを読むアナウンサーは1時間に2万文字なんですよ。だから、取材後に全文を起こすと大体3倍の時間はかかりますけどね。
──最初から、そんなに速く打てたのですか?
中学校の頃に、私の家に英文タイプライターがあって、それで練習していたんですが、完全なブラインドタッチがとうとうできなかった。
後で能力評価ができるようになって分かりましたが、私のブラインドタッチ適性は5段階評価で『2』なんですよ。普通以下ですね。だから、オーソドックスな練習テキストを使って、夏休みの間、毎日ものすごく熱心にやったんですけど、できませんでした。
30歳になった頃、会社にワープロ専用機が入って来たので、かな入力の練習を仕事が終わってから1ヶ月半ぐらい毎日やりましたが、ブラインドタッチにはなれなかった。英文タイプ、それを使ったローマ字入力、かな入力、結局全部ダメだったんです。
──そんな増田さんがどうして『タイピング学習原理』を発見されたのですか?
英文タイプやローマ字入力など、簡単な入力方式だけをやっていたら、
この発見はできなかったと思います。
30代半ばに、会社が仮名漢字変換をしない漢字直接入力を導入したんです。
無謀な挑戦なのですが、個人的にそれをどうしてもマスターしたかった。
三度チャレンジして、全て挫折しちゃいました。まぁ、予想どおりでしたけどね(苦笑)。
若い女子社員は長期間の練習の末ですが、マスターしていたので、どうして自分にはできないのかKJ法という定性分析法を使って研究しました。その結果、脳と指の学習メカニズムを発見したんです。帰宅後の自主研究なので、2年間ほどかかりましたけどね。
──そのメカニズムは従来の練習法と比べて優位性の高いものでしたか?
その漢字直接入力を開発した大学の先生が作った練習カリキュラムに比べて、自分で発見したメカニズムを応用して作った練習カリキュラムは約300倍もの効果がありました。
漢字直接入力は仮名以外に漢字1000文字の出し方を覚える必要がありますから、
なかなか大変なんです。
それに比べたら、英文タイプやローマ字入力はとても簡単。
私自身だけでなく、試した人の20~30%が2時間程度の練習で手元を見ないで打てるようになりました。それ以外の方も、少し復習することで打てるようになれます。
かな入力や親指シフトでもその倍程度の時間で初期のブラインドタッチになれましたね。いろいろな方がいらっしゃいますが、ほぼ100%は大丈夫だと思いますよ。
──増田式の解説サイトには『指で覚える』と書いてありましたが、指で覚えることでキーの配置を頭で記憶する必要はなくなるのですか?
キーの位置を1つずつ覚えようとすると
記憶の効率がとても悪い。
単語単位の練習を繰り返すと、個々のキー位置が覚えにくくてスムーズなタイピングにはなりにくい。
ところが、2打単位にすると、とっても学習効率が良くなるんです。順番にキー位置を記憶したのに、ランダムに打てる。
その2打単位で、指が良く動く順番に練習すると、どんな入力方式でも練習を始めた途端に担当指がキー位置を記憶してくれます。だから、頭で覚える必要がないんですね。
──これまで増田さんは多くの本を出版されていらっしゃいますが、今まで出版された本の中で特におすすめしたいものはありますか?
Windows 95が発売された頃から、キーボード練習はCD-ROMなどのソフトで行なうようになって、キーボード練習本は出版されなくなりました。
私の本もそうなんですが、アマゾンの和書ジャンルで本名の『増田忠』やペンネームの『増田忠士』で検索していただくと、ユーズドでいろいろと入手できます。
経済評論家の勝間和代さんが著書の中で『自分がこんなにたくさんの本を書けるのは、親指シフトをマスターしたからです』と書かれていたせいか、増田式の親指シフト練習本は高値になっています。
後編(10月15日掲載)では、
ブラインドタッチのコツ、教材「120分ブラインドタッチプログラム」についてお届け!
無料体験版「120分ブラインドタッチプログタム」は
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増田忠士(ますだ ただし)
ネット上に開設した『増田式! PCキーボードの学校』の校長。日本語入力コンサルタント。
サラリーマン時代の1987年以降、『キーボードを3時間でマスターする法』(日本経済新聞社)など、自著は約30冊。キーボード練習CD-ROMの監修が約10点。通信教育用や自主制作のキーボード練習教材は数知れず。小学生から80代までの老若男女に求められ、ブラインドタッチの快感を教え続けている。
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