インタビュー
2月特集「非モテSNS」管理人・永上裕之【後編】
12月にオープンし、2ヶ月で1万5000人の会員数を獲得した「非モテSNS」管理人、永上裕之氏(22歳)。ニックネームはえがちゃん。2月特集「非モテSNS」管理人・永上裕之【前編】に続き、ネットでの集客術、インターネットの今後などについて話を聞いた。

-「行ききっちゃってる」人になりたい
急速にインターネット上での知名度を上げ、現在では注目される側にまわった永上氏だが、もともとはインターネットが大好きな、ひとりのネットユーザーだった。永上氏がインターネットにのめりこんできた人生の中で、尊敬する人物はいるだろうか?
「尊敬する人ですか。尊敬っていうか、ぼく自身こうなりたいなっていうのは、2ちゃんねるのひろゆきさんとかですね。なんか今はいろいろあって管理人は変わっちゃたらしいですけど、あの人くらい「行ききっちゃってる」人は、かっこいいですね。ぼくなんかいろいろ叩かれたりしてるけど、あの人なんか、叩かれるどころか、裁判をいくつも抱えてますからね。それでも許されちゃうキャラクターというか。もちろん、反発も大きいでしょうけど、それでも自分の人生を楽しむことに徹底してるなって思って。そういう人って、キャラクター的に何をしても許されちゃう境地に「行ききっちゃってる」と思うんですよね。

ぼくはよく情報教材も見てるんですけど、菅野一勢さんなんかも、「行ききっちゃてる」と思うんですよ。菅野さんって、札束持った写真とか情報教材に載せたりしてるじゃないですか。あれは普通、反感を買うと思うんですよ。でも愛されるキャラクターでいられる、っていうのは、やっぱり徹底的に「行ききっちゃってる」からですよ。
たぶん、どのジャンルでも、トップにいる人って、
「行ききっちゃてる」んですよね。そこがかっこいい。
「行ききっちゃてる」人は、合法、非合法とか、えぐい、えぐくないは別にして、とにかく楽しむことに徹底していて、自分の人生のためなら外野の声なんて聞こえてないんです。
ぼくも、そこまで行きますよ。
あ、非合法はダメですけど、がはははは!」
それはつまり、あるジャンルでトップにいる人間は、反感も大きいが、その分支持も大きくなるということだろうか?
「ああ! まさに! その通りです。コミュニティの平均論みたいのがあって、100人に叩かれる人には、100人支持してくれる人がいるんですよ。
なぜかって言うと、叩いてる人100人が100人とも正論を言えるわけがないので、叩いている側のどこかに穴ができてくるんですよね。その穴の部分をつつく人が出てくれば、その人が自分の味方になってくるという。
何かバカなことをやって、「バカだぜー」って言われたとして、その「バカ」って言っている人に、今度は「それ、論理的に言ってくださいよ」とか「それは個人的な意見じゃないですか」とか、言う人が必ず現れるんです。
そういったやり取りの輪の中から、途中でリタイヤしたらマイナス100で終わるんですけど、くらいついていけば後からプラス100もついてくるんです。

だから、インターネットで大切なのは、
まず死なない
ってことですね。途中でへこたれない。続ける。だって、そのあとにプラス100がついてくるのはわかってるんですから。
ぼくの場合は今年は「非モテSNS」ですね。何を言われても死なない。そうやって、盛り上げていきますよ。」
-若い世代にとってのインターネット
インターネットが一般的に普及して10年以上が経つが、その間にインターネットをめぐる状況は大きく変化している。常時接続が普通になり、子どもたちも簡単にインターネットに触れられるようになった。そんな現在のインターネットを永上氏はどのようにとらえているのだろうか?
「最近、中高生とよく遊んでるんですけど、いやいや、遊んでるってそういう意味じゃないですよ。がはははは!
メールとかメッセンジャーとかスカイプとか、200人以上の中高生が登録されてるんですけど、今の中高生のネットの使い方って、かなり変わってきてて。たとえば、「魔法のiらんど」とか、「前略プロフ」とかで、自分のホームページを作って、彼氏とか彼女ができたら、自分のホームページで発表しなきゃいけないとか、その学校とかクラスとか仲間内のローカルルールがあったりするんですよ。そういう独自の文化があったりだとか、スカイプで、布団の中で眠るまでずっと通話してる、なんて使い方もあるんですよ。スカイプって、無料通話でつなぎ放題じゃないですか。だから、友だち同士で、ふたりともヘッドフォンとマイクをつけたまま布団に入って、自分がなかなか寝付けなかったら「まだ、起きてる?」って聞いて、「起きてるよー」とか、返事がなかったらもう寝てるんだな、とか。
昔は、夜中に長電話する女子高生とか問題になってた時期もあったけど、今はもうネットを中高生が使えるから、ここまで進んでるんですよね。あとは、デコメとか。そういう今の中高生の声をメールやスカイプで直接聞いて、それを参考にサイトやサービスを作ることって、やってる人はあまりいないと思うんですよね。30歳をこえた、すごい技術者が、そんなことを中学生と話すことなんてないじゃないですか。だから、そこを狙うのはおもしろいかなって、思うんですよね。まあ、あんまりやりすぎると、淫行条例で捕まるんですけど・・・。
って、いやいや!
そんなことはしませんけど、がははははは!」



