なんでも大学
[メディア掲載情報]9/18夕刊フジ
2008.09.22[なんでも大学]
「情報商材」という商品がネットユーザーの関心を集めている。書籍や雑誌など従来の流通ルートには乗りにくい専門的な知識やマニアックな情報をデジタルデータでまとめたもので、それを必要とする人たちに有料で販売するビジネスが広がりつつある。今回は、どんな商品を誰が売買し、どれほどの利益が上がっているのかについて紹介する。
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情報商材は主に、特定のジャンルに詳しい個人が執筆・制作し、価格も提供者自身が決めているが、これをジャンル別に紹介する情報販売支援サービスも国内に10社ほど存在する。その最大手、「インフォトップ」のサイトには、「ビジネス・稼ぐ」「マネー・運用」「コンピュータとネット」「学習・自己啓発」などの多数のジャンルがあり、2万5000点の商材が登録されている。
同サイトで売れている商材は、投資のノウハウやデイトレード用のソフト、記憶術や英語習得術、
ゴルフの上達プログラム、ダイエットや健康法、犬のしつけ方、恋愛のハウツーなど多岐にわたる。価格も1000円から6カ月の講座付きで30万円までと幅広い。
たとえば、『手っ取り早く90を切るゴルフ上達法』という商材∥写真∥は、カラー写真を多用した読みやすいハウツー本。158ページで定価1万6800円と大変高額だが、「5ラウンド以内で90を切れなかったら全額返金」というシステムで、購入者を対象としたレッスン会も開催するという。一般の書籍と比べて情報商材の購入者は少ないため、こうした付加価値を設ける提供者も多い。
では、どんな人たちが情報商材を提供しているのか。インフォトップ代表取締役の高浜憲一氏は「専門分野の知識や情報が豊富なことはもちろんですが、インターネットのマーケティング能力が高く、ネットで売り上げを上げるコツを知っている人が多い。以前は20―30代の男性がメーンでしたが、最近はシニアや10代、女性も増えてきました。とくにシニア層は、知識に加えて経験も豊富なので、今後ますます増えるでしょう」という。
インフォトップの決済を利用した商材の販売は、決済手数料(価格の5・8―8・8%)がかかるだけなので、提供者の利幅は大きい。だが、前述のようにインフォトップのサイトだけでも2万5000点がひしめいてるので、その中で目立つのは至難の業。そこで登場するのが、情報商材をネット上の口コミで紹介する「アフィリエイター」だ。
気に入った情報商材を自分のホームページやブログなどで紹介し、そのサイト経由で商品が売れれば売り上げの何%かを紹介料としてもらえるシステムをアフィリエイト(成果報酬型広告)という。それを実践している人をアフィリエイターと呼ぶ。簡単に言えばインターネットにおける販売代理店である。
情報商材の場合、アフィリエイトの報酬率は提供者が自由に決められるので、とにかく1つでも商材を売りたい提供者の中には、報酬率を70%に設定する人もいる。うまく宣伝すれば、アフィリエイターもかなり儲けられるビジネスだ。
一方、情報商材の購入者は紹介サイトでユーザー登録を行い、ダウンロード購入か、印刷版の宅配かなどを選ぶ。支払い方法はカード決済や銀行振込み、コンビニ支払いなど。インフォトップの場合、2006年11月の業務開始以来、約43万人が約96万点の商材を購入し(累計)、アフィリエイターは約10万人が登録しているという。中には月に1000万円以上稼ぐトップアフィリエイターも存在する。2008年8月度では5万円以上稼いだアフィリエイターは668名との事で時間のある主婦やサラリーマンが副業などでチャレンジしてみる価値はありそうだ。
次回は24日掲載
(夕刊フジ本文より転載)


